家を建てる前の基礎知識 1
家を建てる前に知っておきたい豆知識です。
実際に家を建てた経験者の成功・失敗エピソードも併せて読めば、家づくりの成功に一歩近づけることでしょう。
同じ“木材”または“鉄”を使っても、
工法次第で間取りが決まる
どんな家にしようかと考えるのは楽しい作業です。
でも工法によっては間取りに制約が出てしまうことも。そこで“木材”や“鉄”という材料の違いだけではなく、工法ごとの種類や特長を理解しておきましょう。
工法は主に5つあります。
それぞれメリット・デメリットがあり、コストにも影響するので、依頼先候補がどんな工法を用いるのか最初に確認しておきましょう。
[木造軸組工法]
日本伝統の工法で、柱や梁などの木材の組み合わせで骨組みを造り、壁に入れる筋交いと共に建物を支える構造。間取りの自由度が比較的高く、将来的な増改築も行いやすい。「在来工法」とも言う。
[2×4工法]
箱状の空間を左右につなげたり上下に重ねる工法。
耐震性や耐火性が比較的高いが開口部の大きさに制限が出る場合がある。木造軸組と比べて間取りの自由度は低い。
[RC造(壁式工法)]
鉄筋を組み型枠を立てて、そこにコンクリートを流し込んで柱や壁を造る工法。
他の工法と比べて一般的に耐火性や耐久性が高い。一方で工期が長くなりがちで、木造と比べて建築費が高くなる。
[鉄骨造]
柱や梁を鉄骨で造る構造。鉄骨の種類により軽量鉄骨造と重量鉄骨造がある。
木造軸組と比べて柱の本数が少なくてすむため間取りの自由度は高く、3・4階建てにも使用される。一方でコストがかかる。
[プレハブ工法]
柱や壁、梁などの部材を工場で造り、現場で組み立てる工法。工場で造るため品質管理がしやすく、工期も比較的短くてすむ。躯体の種類により鉄骨系・木質系・コンクリート系に分けられる。
しばらく基礎知識シリーズをつづけていきまーす。
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